8日、福島県郡山市の住宅街にサルが現れました。体長1メートルを超えるサルが市街地で相次いで目撃され、9日も目撃情報がありました。「怖かった」サルに遭遇した男性が一部始終を語りました。

ベランダの手すりに腰かけたニホンザル。8日午前9時ごろ、郡山市安積町の住宅で撮影された動画です。

撮影した男性「朝食を食べようとして、部屋にいたとき何かがドスンと落ちてきて、何だろうと思ってそこを見たらサルがいた」

撮影した男性によりますと、サルはベランダに侵入し窓を叩いて威嚇したり…。放尿したり、網戸を開けようとしたりとしたといいます。

撮影した男性「サルは『シャー』とか口を開けて何か言っていた。怖かった」

サルの体長は1メートルほど。男性が、この周辺でサルを見たのは初めてだということです。

警察によりますと、郡山市では8日、市街地でサルの目撃情報が相次ぎ、朝から夕方にかけて北上したとみられます。そして、9日午後には北部の富久山町で目撃されました。

関根佑記者「きょうサルが目撃された現場です。この場所は車通りが多い県道沿いで近くには交番やコンビニなどがあります」

サルは9日午後0時半ごろに目撃され、電柱から電線を伝って北へ逃げたということです。警察は大きさなどから同じサルとみていて、警察と市が周辺で警戒しています。これまでにサルによるけが人の情報はないということです。