年賀はがき発行、20年で3分の1に
年々発行が減っている年賀はがき。ピークは20年前の2003年で、およそ44億6000万枚が発行されていましたが、今年は14億4000万枚と、およそ20年で3分の1ほどに減っています。
20年で年賀状を取り巻く状況も変わりました。かつてはシーズンが近づくと、手書きの年賀状教室が開かれたり、描いた図柄をアレンジできるフィルムが人気だったりと、みなさん、こだわりの1枚を作っていました。

同じころ、パソコンが家庭にも普及するようになり、年賀状はパソコンで作る人も徐々に増えてきました。

20年前に搬入された年賀状の箱をみると「インクジェット紙」の文字が。プリンターに適したインクジェット紙の年賀はがきが登場したのも、このころです。さらに、当時は1枚50円でした。

年賀状を出す人が減っている理由として、SNSの普及などがあげられていますが、いまは1枚63円ですから、こうしたところも要因としてあるかもしれません。
ただ、年始にあいさつするという慣習はいまも続いています。あえて年賀状で、というのもいいかもしれません。