福島県の浜通りでは8日、台風13号から変わった熱帯低気圧や前線の影響で線状降水帯が発生し、猛烈な雨の影響で、いわき市や南相馬市を流れる河川で水があふれました。
いわき市は市内全域すべての市民32万人あまりに避難指示を出し、全域が緊急安全確保の対象になりました。このため市内に26か所の避難所が開設され、午前1時現在で644人が避難しています。このうち地域の広い範囲で浸水被害が出ている内郷地区の内郷二中の体育館では午後11時頃、体育館の床上まで浸水したため、避難していた6人がステージに移ったということです。また南相馬市は小高区と原町区に避難指示を出しています。
福島県は被害が広がっているいわき市と南相馬市に災害救助法の適用を決め、このうち、いわき市は自衛隊の派遣を要請しました。南相馬市でも被害を確認の上、自衛隊の派遣を要請するかどうか検討することにしています。










