こうした記録的な暑さが野菜の生育にも影響を与えています。福島県会津若松市にあるピーマン農家では、強い日差しで実が白く変色する「日焼け」の被害がでていて農家は頭を悩ませています。
ふちが白く変色したピーマン。その原因は、強い日差しによる日焼けです。
ピーマン農家 渡辺直也さん「ここ近年、猛暑が続いていますので結構あったんですけど。今年は本当に多くて、収量的には2割から3割減少しています」
こうした状況に頭を悩ませるのは、会津若松市河東町でピーマン農家を営む渡辺直也さん。およそ500本の苗を育てる渡辺さんのピーマン畑では、今年の記録的猛暑と水不足により、ピーマンが収穫基準の大きさまで育たないなど生育への影響が出ていました。
さらに、強い日差しで白く変色する日焼けの被害もでていて、小さすぎたり変色したりしたものは商品にならないため、出荷量は例年の7割ほどに落ち込んでいるといいます。
渡辺さん「農業はどうしても天気との付き合いなので、自分たちも対策はしているんですけど、なかなか今年は対策が間に合わないくらいの天候なので」
また、雨が降らないため、畑には川からくみ上げた水をまいて対応してますが、手間と時間がかかるため、大きな負担になっていると言います
渡辺さん「いま土が、雨が降らないのですごい固くなっちゃっているんですね。水も吸いにくい状況なので、しとしととちょっと長い時間ゆっくり降る雨を期待しています」