福島県の内堀知事は福島第一原発の処理水の海洋放出後初めて、処理水の放出設備を視察しました。

内堀知事は、東京電力に対し「想定外のことはあってはならない」と万全の対策を求めました。これに対し、東京電力の小早川社長は「その言葉を大変重く受け止め、安全最優先で進めます」と答えました。

その後、知事は処理水設備の全体が見下ろせる高台に移動し、東京電力の担当者から、海への放出が始まった処理水への対応について説明を受けたほか、異常が発生した時に作動する緊急遮断弁を視察しました。

視察のあと、内堀知事は、今後長期間にわたる処理水の海洋放出について長期間の安全性確保を求めました。

内堀知事「これは1年2年で終わる取り組みではありません。今後、10年20年30年という長期にわたって、継続的に安全性を常に確保し続けなければいけない」

そのうえで、内堀知事は緊張感を持ち続けて対応することが大切だと話しました。