福島第一原発の処理水を海に放出して以降、中国からの迷惑電話が相次いでいる問題で、福島県内の自治体などでこれまでにおよそ9200件の電話があったことが分かりました。
福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、放出した8月24日から中国からの迷惑電話が相次いでいます。
内堀知事は4日の定例記者会見で、8月30日までに県内の市町村におよそ3000件、団体や学校などにおよそ2500件の迷惑電話があったことを明らかにしました。また、県庁にも4日朝までにおよそ3700件の着信があり、迷惑電話の累計は9200件に上っています。
内堀知事は政府に対し、科学的事実に基づく情報発信を行うなど、国内外の理解醸成に取り組むよう求めました。