福島第一原発の処理水の海洋放出が始まって以降、中国からの迷惑電話が相次いでいる問題で、1日午前8時半までに3501件の着信があったことがわかりました。
県によりますと、県庁には8月24日の処理水放出開始以降、代表電話に昼夜を問わず迷惑電話がかかってきていて、9月1日午前8時半までに計3501件の着信があったということです。
処理水の放出開始から1週間となった31日には、午前8時30分から午後5時15分までに120件の電話があり、そのあと31日午後5時15分から1日午前8時半までに121件の着信がありました。
また、福島市によりますと、31日、福島市役所や市内の学校などの公共施設に、あわせて254件の着信があったことがわかりました。
そのうち176件が福島市役所や出先機関への着信で、前日と比べて50件減りました。残る78件は市内の学校や公共施設への電話で、前日より32件減りました。
福島市内の公共施設であった着信はあわせて254件で、前日よりも82件減りました。これまでの累計は2069件で、そのうち2037件(98.6%)が中国の国番号、「86」から発信された電話だということです。
警察では、国際電話受信の一括拒否を設定するなど、対応を呼びかけるとともに、引き続き、捜査しています。