保育料無料、チャイルドシートなど半額補助

川内村では、0歳から保育料を無料とするだけでなく、保育園、小・中学校の給食費も無料で提供しています。さらに、出産のお祝い金として第一子が10万円、第二子が20万円、第三子以降には30万円を支給。ほかにも1歳から3歳未満の子どもを在宅で保育する場合、月2万円の手当てがあるなど、様々な政策で子育てを後押ししています。

猪狩政江さん「自分で子どもをみたいという気持ちもあるので、その中でお金をもらいながら、子どもと向き合える時間が増えるのはすごくいい」

村の支援は、これだけではありません。川内村ではチャイルドシートやベビーカーなど、子どもに関する用具について2分の1の金額(上限2万円)を補助してもらえるんです。

「何があれば子どもを欲しいと思うか」という国のアンケート調査では、教育や保育などの費用補助が上位を占めています。川内村でも、子育て世代のニーズに応えようと、補助の充実には気を配ります。

一方で、こんな課題も・・・。

猪狩政江さん「病児保育とかそういったところも充実できればなと。村に診療所もあって子どもたちを診てくれるんですが、専門の小児科に診てほしい時には少し遠くに行かないといけないのは不便。」

そうしたなかでも、川内村で子育てを続けたいと話します。

猪狩政江さん「村全体で子育てを応援している感じがする。いろいろ補助がもらえて、自然の中で子どもたちがのびのびと生活できるのですごく魅力的だと思う」

もうひとつ、小さな山村で子育てする上での課題は教育です。