「反省していないと感じた。」
福島県郡山市にある陸上自衛隊郡山駐屯地で受けた性暴力被害について訴えていた、元自衛官の五ノ井里奈さんが、国と加害者側に対し損害賠償などを求める訴えを起こしました。
五ノ井里奈さん「反省してないと感じましたし。このままではハラスメント等の根絶っていうのは不可能なんじゃないかなと。」
元陸上自衛官の五ノ井里奈さん。

30日、自身にセクハラ行為を行った加害者5人に対して、550万円の損害賠償を求める訴えを横浜地裁に起こしました。
この問題は、郡山市にある陸上自衛隊郡山駐屯地に所属していた五ノ井さんが、訓練中に男性隊員から度重なる性暴力被害を受けていたものです。
退職後、五ノ井さんは実名で被害を公表。
防衛省は去年12月、加害者の男性隊員5人を懲戒免職としました。