福島県郡山市で、乗用車が軽乗用車に衝突し、家族4人が死亡した事故を受けて、市は19日、事故の現場にカーブミラーを設置するとともに、市内にある危険な交差点の一斉点検を始めました。
阿部真奈記者「事故があった現場です。悲惨な事故を繰り返さないためにカーブミラーを設置する作業が行われています。」
カーブミラーが設置されたのは、郡山市大平町の市道交差点です。
この交差点では1月2日、優先道路を走っていた軽乗用車が乗用車に衝突されて炎上し、親子4人が死亡しました。
この事故を受けて、警察は1月16日に一時停止の標識を新たに設置し、一時停止が義務付けられました。さらに19日、郡山市は見通しが悪かった交差点にカーブミラーを取り付けました。

また、市は悲惨な事故を繰り返さないために、一時停止の規制がなく、優先道路が分かりづらい場所など、市内にある危険な交差点222か所で、19日から一斉点検を始めました。
このうち、郡山市中田町にある交差点では、道路の白線が見えづらくなっているところや、木が生えて見通しが悪くなっている場所などを点検。
一時停止やカーブミラーがあるかなど、交差点のチェックリストに印をつけながら点検していました。
郡山市 道路維持課・乙川貴司課長「見かた、やり方をきちんとチェックシートにまとめたので、それに基づいて点検をして、どこから対策すればいいのか、優先順位をつけて対策を進めたい」
危険な交差点の一斉点検は、郡山市で1月29日まで行われる予定です。











