福島県磐梯町にある榮川酒造では4日、立春に合わせて作られた新酒の出荷作業が行われました。
搾りたての香り高い新酒。榮川酒造では、20年以上前から、立春の日に合わせて作った新酒「立春朝搾り」を出荷しています。
出荷作業する社員「きょうは午前1時から作業をしています」
立春朝搾りは、日本名門酒会に加盟する全国42の蔵元で作られていて、県内では榮川を含む2つの蔵元が参加しています。榮川によりますと、今年の新酒は甘みと酸味のバランスが良く、フルーティーな香りに仕上がったということです。
春を迎える祝いの酒。しかし、今年はある異変が起きていました。それは、原料の酒米の高騰。これを受け、販売価格は去年は1980円でしたが、今年は2200円とおよそ200円値上がりした。さらに榮川では、商品の種類を見直すことに。2月末で日本名門酒会の退会を決め、立春朝搾りの出荷は今年で終了するということです。

榮川酒造 杜氏・冨田眞理さん「おいしいお酒ができるような気持ちで作ってはいたんですけど、これが最後ということで、ちょっと感慨深いものがありました」
20年以上にわたり親しまれてきた榮川の立春朝搾り。最後の出荷に、地元の販売店からは惜しむ声が聞かれました。
会津若松市の酒販売店「初回から参加していますので、色々な思い出もありますし、思いを込めたお酒だったので本当にさみしいですね。最後の集大成という意味で、華やかに最後、お客さんにお渡したいなと思います」
今年で最後となる榮川の立春朝搾りは予約制で、およそ6000本が県内に出荷されました。










