
学芸員の視点から、感銘を受けたものがありました。それは、須藤さんが書いた「博物館の使命」です。
日高さん「どの博物館にも共通することを端的に挙げています。地元の歴史を伝えたり、地元の人々のやってきたことを伝える、地元の住んでいる人たちを喜ばせたいというのが、どの博物館にも共通する使命だと思う」

最初で最後の館長となった須藤さんはいま、福島市内の中学校に通っています。1人の小学校生活から、福島市の大きな中学校に移った須藤さん。環境が大きく変わりましたが「友達がたくさんできて楽しい。勉強は大変でも頑張ってやっています」と話します。滋賀の人たちのメッセージを見せると「展示を見てもらったりしていることはうれしい」と目を細めました。