今年1月、福島県のJR郡山駅前で酒気帯びで車を運転し、受験生の女性(当時19)をはね、死亡させたなどとして危険運転致死傷などの罪に問われている男の裁判。裁判の3日目には、遺族が法廷で悲痛な思いを訴えた。検察は、被告に懲役16年を求刑した。【郡山駅前受験生死亡事故裁判①②③から続く】
危険運転致死傷と酒気帯び運転の罪に問われているのは、福島県郡山市の無職・池田怜平被告(35)。

池田被告は、裁判3日目となる10日の公判にも、黒いスーツに青いネクタイという姿で法廷に立った。
この日は、被害者参加制度で参加している亡くなった受験生の女性(19)の母親と弟、そして、この事故でけがをした女性が法廷で意見陳述をした。