イランが石油輸送の要衝であるホルムズ海峡を事実上封鎖し、世界経済への影響が広がるなか、ベトナム政府は、日本と韓国に原油確保の支援を求めたと発表しました。

ベトナム商工省の声明によりますと、グエン・ホアン・ロン商工次官は14日、東京で開かれたエネルギー安全保障に関する国際会議に合わせて、日本の松尾剛彦経済産業審議官と会談しました。

日本とベトナムの両政府は「エネルギー分野での長期的な協力計画などを協議した」としたうえで、ロン氏は「日本には豊富な原油の備蓄量があることを踏まえ、原油確保の支援を要請した」ということです。

また、ロン氏は韓国の金正官産業通商資源相とも会談し、「ベトナムが原油の輸入を円滑化できるよう、韓国の支援を要請した」としています。

ベトナムではイラン情勢の悪化でガソリン価格の高騰や給油所の閉鎖など影響が広がっていて、ベトナム政府は対策を急いでいます。

また、ベトナムを含む東南アジア諸国は、原油の多くを中東に依存しており、今月13日に開かれたASEANの臨時外相会合では、エネルギー供給の混乱を最小限に抑えるため、加盟国で協力し合う方針を確認しています。