下水道の老朽化が全国で問題となるなか、作業員の死亡事故も発生しています。下水道工事の事故を防ごうと、福島市では20日、市や事業者を対象とした研修会が開かれました。

研修会には福島市や建設業者、それに測量設計業者でつくる協議会のおよそ70人が参加しました。下水道をめぐっては、全国的に老朽化が大きな課題となっているほか、現場の作業員が死亡する事故も発生しています。8月2日には、埼玉県で作業員4人がマンホールに転落し、硫化水素ガスによる中毒などが原因で死亡しました。

研修会は事故を未然に防ごうと開かれたもので、作業前にガス濃度を測定することや、転落を防止する器具を設置することなどさまざまな対策を確認しました。

福島市 下水道整備課・星賢さん「声をかけ合いながら、安全に工事を終わらせることに努めてほしい」

協議会では今年11月、工事現場のパトロールを行うということです。