主に医療的なケアが必要な人たちの生活支援を行う施設が、7月、福島県いわき市に開所しました。2年以上の準備期間を経て、オープンしたこの施設。スタッフの思いが詰まったこの場所で、新たなスタートを切りました。
7月1日。いわき市の「ままはーと」が運営する障害者の施設「かむ」は、静かなスタートを切りました。オープン初日、利用者を受け入れる準備は整ったかのように、思っていましたが…。

笠間真紀さん「『山』を片づけます。思い出しちゃいけないものを思い出しちゃった…」
前日まで準備に追われ、代表の笠間真紀さんをはじめ、スタッフたちは、この日も、荷物の整理などに追われていました。

「ままはーと」としては、「どりーむず」に続く、2つ目の施設となる「かむ」。医療的ケアが必要な未就学の子どもの発達支援と、小学生から高校生までの放課後等デイサービス、そして、成人した人の生活介護の3つを担う、多機能型の施設です。
