「父を助けたかったから」自ら通報
暴行後、父親の目の色が変わり、いびきをかき始めたため、被告は父親を布団の上に移動させ、消防に通報しましたが、父親に暴行の事実は伝えませんでした。
検察が「なぜ暴行のことを言わなかったのか」と問うと「その時は怖くなってしまいました」と答えた一方、通報した理由については「父を助けたかったからです」と静かに答えました。
そして、裁判員から「公的機関に助けを求めなかったのか」と問われると「考えていなかったわけではないが、正直言って父の介護で疲れ切っていて、そこまでいたりませんでした」と答えました。