「どうして…言うことを聞いてくれないの」暴行を続けた理由
被告はその後、午後3時ごろになっても父親がトイレに行っていないことを心配し、父親のパンツを引っ張ってトイレに連れていかせようとしましたが、連れていくことができず、倒れている父親の背中を蹴ったと話しました。
弁護士から「その時はどのような思いだったのか」と問われると「私は父のことを思っているのに、どうして・・・どうして・・・どうして言うことを聞いてくれないのという思いでした」と涙ながらに答えました。
そして午後6時ごろ、被告は父親をトイレに連れていき、便器に座らせようと身体を持ち上げましたが、座らせることができず、トイレに倒れる父親の頭を床に5回から6回打ち付け、さらに、腰にトイレのドアを多数回打ち当てるなどの暴行を加えたといいます。