導入進む「ドナー休暇」

JA福島中央会や厚生連など、5つの団体で構成するJA福島五連は、この春までにすべての団体で、骨髄ドナー休暇制度を導入しました。ドナーに選ばれた職員は、検査や入院をする際、最大10日間の特別休暇を取得できます。導入を決めた管野啓二会長は、その理由をこう話します。

JA福島五連・管野啓二会長「注射1本というわけにはいかないので、かなり本人の負担で、心理的な負担と体力的な負担になる部分もある」

管野会長は、休暇を取得できる風土を職場に作ることが命を救うことにつながると期待します。

JA福島五連・管野啓二会長「この制度にのって進めていくためには、組織として職場の理解、上司の理解が必要」

ドナー休暇制度の導入は、福島県内で6例目と多くはありません。ドナーをめぐっては、仕事を理由に辞退するケースもあるということで、こうした制度は、非常に大切です。こうした動きをきっかけに、広まっていくことが期待されます。