「数百から数万分の1」。これは、骨髄移植を必要としている患者にドナーが見つかる確率です。きょうだいや親戚など、血縁のない人から、移植を受ける場合、適合する確率は、数百人から数万人に1人とされています。そして、この移植を待つ患者は、年間およそ2000人いるということです。まさに、骨髄移植が「命のリレー」と言われるゆえんですが、その課題と新たな動きを取材しました。
福島県大玉村にある商業施設の駐車場。4月27日、献血バスが来て、あわせて骨髄バンクのドナー登録会も行われました。ドナー登録ができるのは、18歳から54歳までの健康な人で、2ミリリットルの採血を経て、登録の手続きが完了します。また、登録の後は、実際に提供するまでの流れについて、説明を受けることもできます。

県骨髄バンク推進協議会・吉田孝行さん「患者さんとしては最後の望みになるので、最後の砦を守るという意味で骨髄ドナーは大切」
ドナー登録した後、どのような流れで、提供することになるのでしょうか。