14日夜、福島県喜多方市の住宅で、この家に住む男性が窓を開けたところ、クマにカーテンを引き裂かれ、飼い犬が死ぬなどの被害がありました。


警察によりますと、14日午後9時20分ごろ、喜多方市山都町字館ノ原の住宅で、この家に住む男性が外から飼い犬の鳴き声がしたため、窓を開けたところ、体長およそ1.5メートルのクマがいました。男性は犬を助けようと威嚇しましたが、窓に手をかけ、カーテンを引き裂いて家に入ろうとしてきたため、男性ともみ合いになりましたが、男性は犬をあきらめ、窓を閉めたということです。

クマは網戸も損傷させました。男性が家の人を起こしに戻ったところ、飼い犬が傷ついていて、その後、犬は死んだということです。



住民にけがはありませんでした。

クマと対峙した男性は「外でつながれていた犬がキャンキャンと鳴いたんです。そこで寝ていたので、何事かと思って窓を開けてみてみたら、クマがいて、犬を助けようと思って威嚇したんですけど、クマにガーッと(家と窓の間に)手を入れられて、カーテンを切られた。網戸もこんな風になってしまった。家にはいろうとしてきた、手を入れて。大きかったです。力強すぎて、無理だなと思って、閉めました。開けるか閉めるかの攻防戦でした。そのままザーッと逃げて行った感じですね」

クマの足跡


県内では、13日に南会津町で高齢者介護施設の窓を突き破り、施設内に侵入する被害も出ていて、警察はクマに注意を呼びかけています。