福島県の県北地方と相馬地方を管轄するJAふくしま未来は、昨年度、農産物の販売額が過去最高となりました。けん引しているのは、やはりモモでした。
福島市や伊達市、相馬市などを管轄するJAふくしま未来では、昨年度の販売額が過去最高となりました。直売所を含めた農畜産物の販売額は、333億7500万円。前年度を43億円上回り、2016年にJAふくしま未来が発足して以来、過去最高となりました。
JAふくしま未来の管内では、震災後の風評被害により、1年間で130億円あまり低くなりましたが、その後、徐々に回復。300億円を超えたのは初めてです。
昨年度、県内では、大きな自然災害がなく、モモを中心に果物の生育が順調だったことや、キュウリなどの栽培面積が広がったことに加え、コメの価格が全国的に高騰したことも販売額を押し上げました。
JAふくしま未来・数又清市組合長「先人先輩の産地形成の今まで積み上げてきた大きな賜物」
昨年度はなぜここまで販売額が高くなったのか。今回示された販売額の内訳を見てみます。