ついに完成 福島の空へ
年が明け、ふくしまスカイパークで始まった試験飛行。
室屋さん「かなりの財産だと思いますよ、このノウハウは」
試験飛行を繰り返し、飛行実績を蓄積していきます。
室屋さん「なかなかすごいことですよ、飛行機作って飛ばしちゃうなんてね」

いよいよ、お披露目の日がやってきました。卒業生も次々と到着。
2022年度卒業・二谷知輝さん「翼ついているのを見るのは初めて」
2023年度卒業・佐々木優さん「今初めて見た。やっぱり大きいですね。後輩たちと一緒に作ってきたことが形となってやっぱりうれしい」
2023年度卒業・紺野知洋さん「完成度が高いなって。実際に飛ぶのが楽しみ」

式にはテクノアカデミーの学生や卒業生のほかに、プロジェクトを支援してきた地元企業が出席し、完成を祝いました。
機械技術科2年生・田村大輝さん「この経験は、私たちが復興を支えるエンジニアとして成長するための大きな糧となりました。今後も挑戦を恐れず、学び続ける姿勢を大切にしていきます」
学生たちの手でゆっくりと、飛行機がエプロンに出ていきます。飛行機の扱い方がすっかり板についてきました。学生たちはこの春卒業し、エンジニアとしてそれぞれの道を歩み始めます。試験飛行は、社会人となる学生たちへのはなむけのフライトです。

2022年度卒業・二谷知輝さん「コンマ5(0.5ミリ)のアルミの板から立体になって飛んでいるのが驚き。かっこいいです」
機械技術科2年生・田村大輝さん「改めて見ると作ってよかったなって思う」
室屋さん「良かったですね、うれしいです。自分が飛ぶより感動する(笑)」

学生たち「完成したぞー!」
製作された飛行機は、今はふくしまスカイパークで試験飛行が続けられていますが、将来的にはこの飛行機で2地点間を移動することを目標にしているそうです。
