福島県会津若松市の鶴ヶ城公園では、冬の間、雪の重みでマツの枝が折れないようにする雪吊りの作業が始まりました。
小枝佳祐記者「会津若松市の鶴ヶ城公園です。冷たい霧が立ち込める中、園内では本格的な冬に向けた準備が進められています」
25日の最低気温は、郡山で1.3℃、会津若松で4.3℃など、各地でこの時期らしい冷え込みとなりました。時折、白い息を吐きながら枝に縄をくくり付けていく職人たち。園内を訪れた人たちは、その様子を写真に収めながら、一歩一歩近づく冬の足音を感じていました。
横浜から訪れた女性「いいですね。本当、四季を感じます」
会津若松観光ビューロー公園管理課・鈴木俊一課長「この枝吊りの季節になると、もうすぐ雪が降る冬になるんだなという気持ちになります。観光客の方は珍しいと喜んでいただけますので、ぜひこの風物詩を見に来ていただければと思います」
日中の各地の最高気温は、会津若松で9.6℃、福島と郡山で12.4℃など、24日より3℃から5℃ほど低くなったところが多くなりました。雪吊りの作業は、12月上旬まで続き、園内のアカマツやクロマツなど64本に施されます。











