福島県内でもクマによる被害が深刻になっていて、連日、各地で対策が行われています。こうした中、目撃が相次いでいる郡山市の現場に20日、専門家が調査に入りました。

今年、福島県内では過去最多の24人がクマに襲われてけがをするなど、被害が相次いでいます。

県が各地で緊急対策を講じていますが、20日は郡山市熱海町で専門家が現地調査を行いました。調査が行われた地区では、小学校に向かう通学路でもクマが目撃されているということです。また、調査ではカキの木を見て回り、クマが食べた跡などを確認しました。

東北野生動物保護管理センター・今野文治主席研究員「エサ場というのは、クマ確実に学習しますので誘因物をなくす、エサ場をなくすだけでも、人身被害等には結びつかない結果となりますので、十分効果は期待できるかなと思います」

県は今後、住民と協議しながら対策を進めていくということです。