JR東日本などによりますと、10日午前7時すぎ、東北新幹線が福島県二本松市を走行中、異常な音を感知したため、停車しました。異音の原因は当初、小動物との接触によるものとみられ、およそ20分後に運転を再開しました。しかしその後、現場付近を確認したところ、女性と衝突していたことが分かり、運転を見合わせました。警察は自殺の可能性があるとみて調べています。

阿部正輝記者「運転見合わせからおよそ40分が経ちました。JR福島駅の改札前では運転再開を待つ人の姿が多く見られます」

この事故で、東北新幹線は午後0時半前から東京~盛岡間の上下線で、およそ2時間にわたり、運転を見合わせました。

盛岡へ向かう会社員「(約束の時間に)ギリギリ間に合うかどうかで関係者と気をもんでいる」

東京へ向かう人「友人に会う前に(美術展の)展示を見に行きたかったので、それが間に合わないかも」

東北新幹線では、3月6日に連結が外れるトラブルがあり、14日まで連結運転を取りやめています。