富岡町に「死ぬまでいます」2人で決めた終の棲家
町によりますと、震災前の人口は、およそ1万4600人でしたが、現在、町に住んでいるのは2600人あまりにとどまっています。
幸江さん「色々不安でしたよ。果たしてそこで自分がなじめるのかどうかとか…」
5年もの間、富岡町に通って人との関係を築いてきた吹野さん夫妻。

幸江さん「毎朝この景色を見ながら走れるのがとても幸せです」
美登さん「きょう一日が始まるぞと。身体に陽を浴びながら」
大好きな景色を横目に走る2人の目標とは…。
美登さん「みんなが集える場所、それこそ大人の子ども食堂みたいな場所として、みんなが集まってコミュニケーションをとれる場として使ってもらえればと。どう?」
幸江さん「賛成です」
2人で決めた、終の棲家。吹野さん夫婦はあすも、そしてその先も…。この富岡という町とともに歩みを進めます。

美登さん「(富岡に)死ぬまでいます(笑)」
幸江さん「どちらが先かは分かりませんが(笑)」
フキノトウの食堂は、金曜日と土曜日の営業。民泊は年中無休で、随時受け付けています。