福島県浜通り北部の相馬地方の消防本部で職員のパワハラ行為が相次いだ問題で、第三者委員会は、防止対策などをまとめた最終答申書を提出しました。
この問題は、福島県の相馬地方広域消防本部で職員がパワーハラスメントを繰り返し行い、2人が免職になるなど11人が処分を受けたものです。
第三者委員会は9日に防止対策などをまとめた最終答申書を消防本部に提出しました。答申では「消防本部はほかの組織より指揮命令が厳しくなりやすく上位者の優越性が強化されやすい」と指摘。
そのうえで、「職員一人一人が慣習や前例と決別することが求められる」としました。また防止策として全職員を対象にした継続的な研修やアンケートの実施などを行うよう求めました。答申を受け、相馬地方広域消防本部は、3月末までに最終的な再発防止策をまとめるとしています。










