福島第一原発で事故後初めて、格納容器の外に取り出された燃料デブリの放射線量が0.2ミリシーベルトと確認され、基準にしている1時間あたり24ミリシーベルトを下回ったことがわかりました。
福島第一原発2号機では溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しが行われ、今月2日、5ミリほどの大きさの燃料デブリが格納容器の外に事故後、初めて取り出されました。
そして5日、放射線量の測定が行われ1時間あたり0.2ミリシーベルトで、基準になっている1時間あたり24ミリシーベルト以下だったと発表しました。
6日にも燃料デブリを運搬用のボックスに入れてその後、専用のコンテナに移し取り出し、近く作業を終える予定です。福島第一原発には約880トンの燃料デブリがあるとみられ、今回取り出した燃料デブリを茨城県の研究施設に運び、分析を進めることにしています。
※画像提供は東京電力