石破新総裁 福島とのかかわりは…
自民党の新しい総裁に就任した石破茂元幹事長は、1957年生まれの67歳。鳥取1区選出で、当選12回です。
9月15日に福島市で開かれた討論会では、東日本大震災の際、復興庁の創設に関わった経験を踏まえ、日本を「世界一の災害大国」だとした上で、防災省の設置を訴えました。
野党時代の自民党で、政調会長だった石破氏。2012年の総裁選に伴い、県内の仮設住宅を視察した際には、多くの住民から握手を求められ、人気の高さを伺わせました。
また、2020年には、双葉町を訪問し、処理水の海洋放出などについて、双葉郡の町村長らと意見交換。福島の復興について「福島から新しい日本のモデルを示せるかどうか、点検が必要だ」との見解を示していました。
今後の国会の動きは、10月1日召集の臨時国会で、新たな総理大臣の指名選挙が行われます。ここで、石破総裁が、新たな総理大臣に指名される予定です。
一方、この臨時国会の会期をめぐっては、野党側が代表質問に加えて予算委員会を開催するよう主張していて、30日に開かれる議員運営委員会の理事会で、正式に決まる予定です。衆議院議員の任期が1年あまりとなる中、早いタイミングで解散があるのではとの見方が広がっていて、福島県内でも選挙に向けた動きが加速しています。










