福島第一原発の処理水が海に放出されてから、8月24日で1年となります。放出後、東京電力は処理水を保管してきたタンクを解体する計画で、その設備を9日、公開しました。
東京電力は去年8月、初めて処理水を海に放出し、これまでに5万5000トンが放出されました。現在は8回目の放出が行われていて、25日までに完了する見通しです。
阿部正輝記者「私の背後にある巨大なタンク。処理水が保管されてきましたが、放出開始からまもなく1年。早ければ今年度中にも解体が始まる見込みになりました」
放出に伴い、東電は処理水を保管していたタンク21基を解体する計画です。原子力規制委員会への申請が認められれば、今年度中にも解体に着手する予定で、解体後の跡地には3号機の燃料デブリ取り出しの関連施設が新たに建設される予定です。
処理水の放出について東電は「引き続き最大限の緊張感を持って取り組む」としています。










