2月から始まる春闘に向け、宮城県内の労働組合などでつくる団体がJR仙台駅前で最低賃金の引き上げなどを訴えました。
街頭活動を行ったのは、労働組合の県労連などでつくる県春闘共闘会議です。10日朝、通勤する人たちにチラシを配り、最低賃金を引き上げることの必要性を訴えました。
県労働組合総連合 高橋正行議長:
「いま宮城の最低賃金では、ようやく年収200万円に届くか届かないか、このような状況です」

この団体では、物価の高騰に見合う賃金上げが実現されていないとして、今年の春闘では、中小企業に対する月額3万円以上の賃上げや最低賃金の1500円への引き上げなどを要求する方針です。
県労働組合総連合 高橋正行議長:
「中小・零細(企業)においてはほとんど賃上げがされなかったというのが現実。物価上昇を上回るような賃上げを獲得したいと思っている」

県春闘共闘会議に加盟する48の労働組合では、来月中に春闘要求を提出する予定です。