仙台市の在宅医療の現実
ニーズが高まる一方、仙台市で在宅医療を行う診療所は、人口10万人に対して5.8施設と全国平均11.4のおよそ半分人手不足などが課題となっています。

佐瀬さんも緊急時は休みの日でも患者のもとにかけつけます。
佐瀬医師:
「快適な治療方法を一緒に考えていく。患者さんの思いをそれはダメだと切ってしまうことはしないように注意している」
看護師 志賀友裕さん:
「先生は患者さんとのコミュニケーションの取り方とか医院長の中で若い先生だと思うんですけど、すごく上手で、お話を聞く姿勢とかがすごく私も見習いたいなと思っています」

必要とする人に医療を届けるため、佐瀬さんはきょうも患者と向き合います。
佐瀬友彦医師:
「自分が生まれ育った仙台でどうしても働きたい、仙台でお世話になった方々に恩返しをしたいという思いがあります。それで自分ができることは訪問診療、在宅医療を通じて仙台の今後の医療を維持していければなという思いで今後も働いていきたいと思います」

佐瀬さんが訪問している患者は主に、高齢に加え、けがや病気で通院ができなくなった人たちで1人暮らしの方も多いということです。医師不足が指摘される中在宅医療の担い手をどのように増やしていくかも地域医療の課題となっています。