8月9日、宮城県の気仙沼港にある造船所で、陸揚げ中に横転した巻き網漁船が22日、大型クレーンでつり上げられ元の台座に戻されました。
気仙沼港にあるみらい造船では22日、大型クレーン船が横転した巻き網漁船「第二大師丸」を4本の太いワイヤーケーブルでゆっくりとつり上げました。

第二大師丸(141トン)は、8月9日、修理のため陸揚げして移動中に横転したものです。

作業では、船体をつり上げながら起こしたあと、慎重に降ろし元の台座に戻しました。作業にあたった大型クレーン船「富士」は、東日本大震災で被災した船舶を撤去したほか、気仙沼大島大橋を架ける工事にあたりました。

このつり上げ作業のためみらい造船付近の気仙沼港では、23日午後7時頃まで航路が狭くなることから、気仙沼海上保安署などが付近を航行する船舶に対して注意するよう呼びかけています。