夏の高校野球、宮城代表の仙台育英は大阪代表・履正社を下しベスト8進出を決めました。17日の第1試合、優勝経験校同士の戦いに注目が集まりました。宮城県内での熱い声援はこんなところから。

大友惇之介記者:
「仙台市内の入浴施設に来ています。仙台育英、履正社との大一番、応援ということでこちらのサウナ室にも多くの方が駆けつけています」

サウナで応援する人:
「2連覇かかってますからね。ぜひ勝ってもらいたい」
「育英の投手陣はしっかり休めていると思うので抑えて(ほしい)」

地元からの熱い応援を受けて、先にチャンスをつかんだのは仙台育英。2回ランナー1塁で、2年生の鈴木、打球は風に乗り先制の2ランホームラン。育英が2点を先制します。

しかし、履正社もその裏すぐさま反撃。2連続タイムリーで同点に。さらにつづく3回も、このゴロの当たりを、ショート山田が悪送球。これで勝ち越しを許してしまいます。

ここで、サウナ室のロウリュウ師 泉貴智さんは・・・。

熱波師 泉貴智さん:
「同点となるように『勝ち風』を扇いでいきたいと思います」

タオルをまわして熱波を送り、さらに熱い応援を届けます。

ここで終わらないのが育英。4回、満塁のチャンスを迎えると1番、橋本、同点タイムリーで試合を振り出しに戻します。

そして、5回裏には、今大会から暑さ対策として10分間の「クーリングタイム」が。

サウナでも、これに合わせ氷水でほてった身体を冷やします。

客:
「なかなかテレビに釘付けなので(サウナを)出れない。難しいです」

その後も目が離せない拮抗した展開が続きますが、終盤8回の育英、1アウト3塁で5番・尾形が、意表をついた絶妙なスクイズ!待望の勝ち越し点を奪います。

サウナ客:「よし!」

サウナでも盛り上がります。

湯田・高橋の投手リレーで履正社の反撃を阻んだ仙台育英、4対3と接戦を制しベスト8進出、東北勢初の夏連覇まであと3勝となりました。

サウナの客:
「熱いね。(サウナの)熱さよりも試合の方が熱気があってよかった」
「育英出身なので嬉しい(Q サウナで見る母校の勝利は?)格別ですね。めっちゃ気持ちいいです」

仙台育英 尾形樹人選手:
「ネクストの時に須江先生からスクイズもあるぞと話を受けていたので、あとはスクイズをやるだけだったので、練習の成果を出せたのかなと思っています。自分たちも履正社との組み合わせが発表された時から、当たると思って準備してきたので甲子園でこういうプレーができたんだと他の選手も自信になったと思うのでそれをこの勢いにつなげて行ければと思います」

次の試合はは準々決勝、19日土曜日に行われる第4試合で岩手代表・花巻東と戦います。