戦争の悲惨さを伝え続けようと仙台で毎年開催されている「戦災復興展」が7日から始まるのを前に、6日、内覧会が行われました。

「戦災復興展」は1945年7月10日の仙台空襲によって焼き尽くされた仙台の復興の記録などを伝えるため、毎年この時期に開かれています。
会場には、アメリカ軍の保存資料からわかった爆弾の種類や攻撃範囲の上空写真などから、なぜ仙台が狙われたかを分析するパネルなどが展示されています。
また、核兵器の恐ろしさを伝える「ヒロシマ原爆展」も25年ぶりにあわせて開かれ、広島平和記念資料館に所蔵されている焼かれた三輪車のレプリカや、被爆者の写真パネルなど、およそ100点が展示されています。

仙台市戦災復興記念館 阿部康彦館長:
「ウクライナとかロシアでの戦争をよくニュースで見ますが、本当に悲惨な状況がこの日本でも、そして仙台でもあったということを是非見ていただきたい」

戦災復興展・ヒロシマ原爆展は7日から17日まで、青葉区の戦災復興記念館で開かれます。