ウクライナ情勢や原油価格の高騰などで電気やガスの値段が上がり、家計を圧迫していると感じている人は多いのではないでしょうか。水道・光熱費は地域によって差があります。なぜ、地域差が生じているのでしょうか?

電気・ガス代どれくらい上がっているのか

まずは仙台市内で、光熱費について聞いてきました。

「特に感じるのは電気代ですね。(以前の)3分の1は確実に上がってますね」
「うちはオール電化なので電気だけ。電気代は去年夏ごろが7~8000円だったのがここ最近1万4~5000円くらいかな。もういい加減にしてくれと」
「たぶんガスが一番高いよね。1万円ぐらい?それくらいしてる」

やはり皆さん高くなったと実感しているようですが、では、光熱費が実際にどれほど値上がりをしているのか調べてみました。

まずは電気代。東北電力によりますと、一般家庭に多い契約の場合、2021年4月の電気料金は▼6895円でしたがその後、上がり続け、去年6月には▼8565円に。国の助成により現在は▼6745円となっていますが、東北電力は平均▼25.2%の値上げを国に申請していて、値上がりは今後も続く見込みです。

続いて、ガス料金です。仙台市ガス局では、過去5年間の一般家庭の平均使用量をもとにした場合、▼5170円だった2021年8月から去年12月まで16か月連続で値上がりしました。1年4か月でおよそ▼2300円上がりました。国の助成制度があるものの依然として高い状況です。

そして、上下水道料金ですが、仙台市水道局では、一般的な家庭の料金の場合2か月でおよそ▼1万4000円で、実は1998年から料金は変わっていません。

こうした水道・光熱費。宮城は全国的にみて高いのでしょうか?