いよいよ、23日に迫ったプロ野球ドラフト会議。指名を待つ宮城ゆかりの注目選手と2025年のドラフトの目玉を紹介します。

まずは県内の注目選手。2025年に大きく飛躍を遂げた東北福祉大のエース・櫻井頼之介投手。

6月の全日本選手権で最優秀投手に輝き、一躍ドラフト上位候補に。最速153キロのストレートと制球力が持ち味の即戦力右腕です。

東北福祉大 櫻井頼之介投手:
「目標はプロ野球選手。技術面も精神的にも向上していきたい」

その櫻井とともに、2枚看板として上位候補に名を連ねる福祉大の堀越啓太投手。

恵まれた体格から繰り出す最速157キロのストレートと切れ味鋭いスライダーが武器の本格派。高い潜在能力も大きな魅力です。

東北福祉大 堀越啓太投手:
「ずっとプロに行きたいと言っている。小さい子に夢を与えられたり、ファンに応援してもらえる選手になりたいと思っている。総合的にいい選手になりたい」

福祉大としのぎを削った仙台大からは、大学日本代表の4番も務めた平川蓮選手。

内外野守れるスイッチヒッターで秋のリーグ戦では4本塁打を記録。こちらも上位での指名が予想されます。

そして仙台二高出身で、東京大学の酒井捷選手も注目。東京6大学リーグのベストナインに輝いた実績を持ち東大史上初となる野手のプロ入りへ吉報を待ちます。

一方今シーズン、4年連続の4位に終わった楽天イーグルス。
最大の誤算は先発陣の不調でした。

エースとして期待された早川投手はわずか2勝。さらに規定投球回に到達した投手がいなかったこともあり、石井一久GMは、「ピッチャー中心のドラフトになる」と明言しました。

その中で今回、1位候補は、健大高崎高校の石垣元気投手。最速158キロを誇り、高校日本代表でも活躍した注目株です。

大学生では、青山学院大学の中西聖輝投手も有力。最速152キロの直球と多彩な変化球を投げ分け、その投球術は高く評価されています。

さらに上位指名が予想されるのは、仙台育英出身で早稲田大学の伊藤樹投手。東京六大学通算21勝をあげている宮城ゆかりの右腕を楽天は指名するのか、注目です。

早稲田大 伊藤樹投手投手:
「まずは、プロの舞台に立てるように頑張りたい。何位でも行く覚悟があるので」