全国各地のこけし工人の作品を集めた全日本こけしコンクールが、3年ぶりに宮城県白石市で始まりました。

全日本こけしコンクールは、白石市などが大型連休に合わせて開いているもので、新型コロナの影響で2年連続で中止になっていました。3年ぶりに開かれる64回目のコンクールには、のべ159人のこけし工人から伝統こけしや創作こけしなど5つの部門に796点が出品されました。


審査の結果、最優秀賞にあたる内閣総理大臣賞には宮城県大崎市の櫻井昭寛さんが制作した鳴子系伝統こけしが選ばれました。

会場には、入選作品65点のほか、全ての応募作品が展示されています。また、東北各地のこけし工人による実演販売も行われ、訪れた人は見比べながら、気に入ったこけしを買い求めていました。

訪れた人
「先人の気持ちを受け継いで、現在まで数百年の時を経て繋がっているのが好き」
「待ちに待って、晴れやかな気持ちで楽しみに来ました」

全日本こけしコンクールは、5日まで白石市のホワイトキューブで開かれています。