オンライン診療の実証実験が仙台市内で行われ、医師が30キロ離れた場所からテレビ電話などを使って患者を診察しました。

通信設備と医療機器を積んだ軽トラック。その荷台で診察を受ける患者役の男性。

実証実験は、およそ30キロ離れた仙台市太白区四郎丸のクリニックと秋保総合支所とをオンラインで結び行われました。この小型のプレートは、心電図を測定できる医療機器です。

「データがクリニックに飛びました」

データは、メール送信され、遠隔地にいる医師が確認します。

このオンライン診療のシステムは、NTT東日本が仙台市医師会や医療機器メーカーなどと協力しながら実証実験を進めていて、遠隔地を繋いで診療するのは今回が初めてです。

仙台市医師会・安藤健二郎会長:「オンライン診療そのものが東北は普及がまだまだなので、どんな患者でも医者でも使いやすいオンライン診療を研究チームから生み出していきたい」

NTT東日本などは、実証実験で得られたデータや課題を検証し、今年秋の実用化を目指しています。