群れの密度などによって数える単位を変えて瞬時に数えていたんです!
実際に生息数の調査について取材しました。
記者:「嶋田さんおはようございます。すみません。朝早くから」
県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:「飛び立つのは、日の出なのでその時間と合わせて調査する」

さて、県伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田哲郎研究室長は、どのような方法で生息数を調査するのでしょうか?
県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:「見た目では数えられないのでカウンターを使う」

1羽1羽を数えられる場合と、一斉に飛んだ場合は10羽とか100羽の単位で数える必要がある。カウンターでは1の単位、10の単位、100の単位、大きく3つのパターン分けて数える」

調査開始です。嶋田さんが、沼から飛び立ったマガンをカウントしていきます。
県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:「このような(一斉に飛び立った)場合は100羽単位(で数える)」

県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:「今の群れだけで1万羽を超えている。(沼から)出ていく鳥だけを数えていかないとダブルカウントになるのでそこは注意しながらカウントしている」
改めて、嶋田さんにカウントの仕方を聞きました。
県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:「例えばこのように沼から出ていっているが、そのところで数を数えていく。どう数えるかというとこれは1羽1羽を追えないので、この位の群れになると100、200、300と100単位の群れを丸をつくって数を数えていく」


群れの密度などによって数える単位を変えて瞬時に数えているんですね。
大きな群れは100羽単位、小さな塊りの場合、1羽単位でカウントしているんです。

こうした地道な調査の積み重ねもあって分かってくることがあります。