仙台市の定禅寺通り沿いの施設で、一風変わったパターゴルフが楽しめる会場が設けられました。障害の有無や年齢に関係なく様々な人に交流してもらおうという取り組みです。
仙台市青葉区のせんだいメディアテークにつくられたパターゴルフ場。これは大阪を拠点に活動する2組のアーティストが手がけたもので、普通のパターゴルフではありません。

まず、使うパターには段ボールなどの資材が用いられ、参加者自ら、作ることもできます。選んだ材料をはさみで切ったりガムテープで固定したりしてオリジナルのパターをつくってみました。

後藤舜キャスター:
「できました、私が作ったパターです。実用的なつくりにしてみました。これでホールを回ります」

コースは全部で7ホール。扇風機の風が吹きつけるなど、それぞれにユニークな工夫が施されているほか、打てる回数も決められています。

一筋縄ではいかないのが、このパターゴルフです。
後藤舜キャスター:
「最終7ホール目は『反抗的な坂道』。最大打数7打なんですが、このホールはホールインワンが狙えます」

最終ホールは、ボールが坂を上りベルトコンベアにのればカップまで運ばれるつくりになっています。より打ちやすいパターを制作者から借りて挑戦しました・・。

後藤舜キャスター:
「きた!きた!きたー?」

残念ながらホールインワンにはなりませんでした。
このパターゴルフの催しは、障害のある人や様々な年齢や国籍の人が足を運ぶ、せんだいメディアテークで多くの人の交流の場になればと企画されたものです。会場では早速、パッティングを楽しむ人たちの姿が見られました。
参加した子ども:
「(ボールが)入った。うれしかった」

参加者の親:
「本を借りに来たら、たまたまやっているのをみて来ました。子どもがすごく楽しんでてよかったのですが、私も楽しくなってきた」

せんだいメディアテーク企画・活動支援室 薄井真矢係長:
「いろんな背景をもっている人たちが、一緒に接点を持って関わって遊ぶ機会はなかったので、この機会にちょっと寄って遊んでみようかなという、楽しげな場所を作ってみました」

この催しは、せんだいメディアテークで2月5日まで開かれていて、高校生までは無料です。