宮城県内でクマの目撃が相次いでいることから、県は6月、クマに対する注意喚起の発令基準を見直し、県民への外出自粛要請などを含む「特別警報」を新設することを決めました。

村井知事「仙台の中心部にまで出没し、危機感を持っている。県民にこの危機感を共有していただくことが何よりも大切なので、このような形を取る」

村井知事は27日の会見でこのように述べ、クマの出没に対する県の注意喚起について6月、従来の「注意報」と「警報」に加え、最もレベルの高い「特別警報」を新たに設けることを明らかにしました。

「特別警報」は県内でクマによる死者が出た場合や、クマの目撃件数が一定の基準を超えたときに発令されます。

発令後、県は現場周辺への外出の自粛や、学校の野外行事でのクマ対策の徹底などを求めるということです。

また、これまで発令地域は「県全域」のみでしたが、今後は状況に応じて市区町村単位での発令も行うということです。

県内では今月のクマの目撃件数が229件に上り、去年5月の1か月間と比べても、2倍以上になっているほか、大崎市では今年初の人身被害も発生しています。

新たな注意喚起の運用は、現在発令中の「警報」が終了した後の6月19日に開始するということです。