9日は成人の日です。それを前に宮城県内各地では8日、「二十歳」を祝う式典が開催されました。参加した若者たちに、二十歳の決意などを聞きました。
このうち仙台市の式典の会場となった仙台市体育館には、色鮮やかな晴れ着やスーツを身にまとった若者が集まりました。

仙台市は、去年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたことを受け、今回から式典の名称を「はたちの集い」に変更しました。新型コロナの感染対策のため去年に引き続き二部制で行われ、あわせておよそ▼6200人が参加。式典では参加者の代表が誓いの言葉を述べました。
荒泰樹さん:
「より多くの希望と幸せにあふれた、誇りある仙台への架け橋となれることを信じています」
式が終わると、参加者は二十歳の門出をお互いに祝いあっていました。
参加者:
「(親に)たくさん感謝とこれからもよろしくと伝えたい」
「これ(髪型は)3時間半とか4時間くらいやってもらってますね。医療職を目指している。いろいろな人と関わりながら楽しんで仕事したい」
「(この20年は)最初は楽しいことが多かったですけど、だんだん苦しいことも重なってきて、でも努力してここに立っている。「その苦しいのを俺とか友達と乗り越えてきたから、成人式で友達の大切さを実感できた」
一方、大崎市でも「二十歳の集い」と名称を変更。2006年の合併前の市や町ごとに式典を開きました。

参加者:
「コロナで何もできなかったので、みんなで集まれてすごくうれしい」
「立派な成人になろうと覚悟した。立派な警察官になる」
また、亘理町の「二十歳のつどい」でも、参加者が久々に会う友人との再会を喜び合っていました。

参加者:
「中学校以来で会う子たちが多かったので、みんな成長して大人になっていてびっくりした」
「ちゃんとした大人になりたい。(成人年齢は)自分は18歳でもいいけど、二十歳のほうが実感がわくなと思う」
「この先勉強とか様々なことを頑張っていきたい。強くて優しい先生になりたい」
式典の名称を変更した自治体がある一方で、気仙沼市は従来の「成人式」の名称を残しました。参加者からは、地元を盛り上げていきたいという声が多く聞かれました。

参加者:
「女優さんになりたいと思っていて、その夢を追いかけながら気仙沼を盛り上げたい」
「若者が減って来ていると思うので、それでも気仙沼にいる若者で活気づけていきたい」
8日は8月に開催する七ヶ宿町を除き、県内▼34市町村で式典が行われ、参加者が二十歳の節目に新たな一歩を踏み出しました。







