宮城県白石市に古典芸能を伝承する碧水園で、今年1年の稽古の精進や上達を祈願する「舞台びらき」が8日、行われました。

白石市の碧水園の舞台びらきは、今年一年の稽古の精進や上達を願い、毎年この時期に開かれています。

伝統芸能の伝承に取り組む市内の10団体、56人が集まり、琴や尺八、詩吟などの9つの演目が披露されました。舞台では、新年を祝う神楽や、地元の子どもたちによる日本舞踊が演じられました。

観覧に来た人:
「コロナや震災(地震)で練習出来ないことが多かったんですけど、上手にやれてたなと」

「この日のために頑張って来たんだなというのが伝わって、すごい皆さんかっこよかったです」

碧水園は、おととしと去年発生した地震の影響で、能楽堂の壁に亀裂がはいるなどの被害を受けましたが、去年10月上旬に復旧工事が完了しました。

演目を披露した参加者たちは、今年1年の伝統芸能の上達に向けて決意新たにしていました。