高校野球で、今年春のセンバツ大会に出場が有力な仙台育英と東北ナインが5日、新年の初練習を行いました。

夏、春連覇を目指す仙台育英ナインは、年末年始8日間の休みを終えて学校に集まりました。練習前にまずミーティングを行い、51人の部員一人ひとりが書き初めを披露し決意を語りました。

仙台育英 高橋煌稀投手:
「今年の漢字は『化ける』という漢字にしました。自分の殻を破って化けた姿でセンバツを迎えられるように頑張っていきたいと思います」

仙台育英 山田脩也主将:
「『笑顔』でプレーすることが(去年は)あまり多くなくて自分の結果としても悔しい結果になったので、しっかり今年は笑顔でチームを引っ張れるようにやっていきたいと思います」

仙台育英は、去年秋の東北大会で優勝し、センバツ出場が有力になっています。数値をもとに徹底競争させるのが特徴で、これから打球速度などの測定会や紅白戦を行いながら春に備えます。

去年、秋の東北大会で準優勝した東北高校もセンバツ出場が有力です。ミーティングでは、佐藤洋監督が46人の部員に対し「未来に向けてコツコツと積み上げていこう」と呼びかけました。東北高校は先月12月の中頃から霜の影響でグラウンドが使えない状況が続いていて、5日も室内練習場やグラウンド脇の道路を使って基礎練習に取り組みました。

東北高校 佐藤響主将:
「自分たちは成長するしかないので、(グラウンドが使えない)ハンディは意識してやっていない。一番はみんなと最高の思い出が作れればそれでいいと思っているので悔いだけないように最後の1年頑張っていきたい」

東北高校 ハッブス大起投手:
「冷静さのないといいますか、一点集中、視野の狭いピッチングだったので(去年の)東北大会では。もっと視野を広く一歩引いて大人のピッチングを」

センバツ高校野球の出場校の発表は1月27日で、両校は厳しい寒さのなかで力を蓄え吉報を待ちます。