宮城県気仙沼の去年の水揚げ量は、記録的なカツオやサンマの不漁で、およそ4万6000トンと前の年の6割に留まりました。
気仙沼漁協によりますと、去年1年間の水揚げ量は、およそ4万6000トンで2021年の7万5000トンの6割に留まりました。水揚げ高も138億円と前年を44億円下回りました。去年は、特に生鮮カツオが不漁で、水揚げ量は8379トンと日本一の座は守ったものの、前年の3万2800トンに対しわずか4分の1でした。
気仙沼漁協 臼井靖参事:
「海洋環境の変化が一番の原因だと思うが、専門家も予測できないほど海が変わってきている状況。全ての漁業が回復するような年になってほしい」

また、女川も2万9000トン余り、塩釜も9300トン余りと水揚げ量は前年の6割から7割に留まっています。一方、水揚げ高は、女川が75億4000万円、塩釜が95億7000万円でともに前年を10億円ほど上回りました。物価高の影響で魚の価格も上がったことが要因です。

石巻は、12月にサバのまとまった水揚げがあった影響で水揚げ量が10万3000トン、水揚げ高が185億5000万円と共に前年を上回りました。








