再建時に事業転換を図った会社
こうした状況を見越し、再建の段階で事業転換を図った会社があります。

山德平塚水産・平塚隆一郎 社長:
「焼きちくわとか笹かまとか揚げかまとかを作っている工場だったが、これは更地にして廃業した」

宮城県石巻市の山德平塚水産の平塚隆一郎社長は、震災後、複数あった工場や冷蔵庫などを1か所に集約し設備や経営をスリム化しました。きっかけは、震災発生の半年後、テレビ番組で見た過去に被災した経験のある企業のインタビューでした。

山德平塚水産・平塚隆一郎 社長:
「(阪神淡路大震災の)神戸の人と(北海道南西沖地震の)奥尻島の人が東日本大震災の被災地の人にアドバイスはないかと言われていて、元に戻すのではなく小さくして再建した方が良いと2人とも言っていたが、それはそうだろうなと」

この会社もグループ補助金を活用していますが、水揚げ量や人手不足が回復する保証はないと考え、再建のタイミングで従業員数や設備を縮小。売上の7割以上を占めていた主力の練り物製品をやめ、おでんや総菜など競合の少ない常温のレトルト製品をメインにしました。

山德平塚水産・平塚隆一郎 社長:
「最近水揚げが増えている暖水性の魚です。これはチダイという魚」
「取れる魚の変化についていかないといけない」








