高さ10メートルの屋上で津波に
健太さんを含む従業員13人は支店長の指示で高さ10メートルの屋上に避難。しかし、屋上を越す津波が襲い、12人が犠牲となりました。支店から走って1分の場所には、より安全な高台がありました。

震災後、孝行さんは妻の弘美さんと共に語り部として女川の地に立つ一方、防災士の資格を取得し、2019年には一般社団法人「健太いのちの教室」を設立。企業防災について講演活動を続けています。12人は「助かったはずの命」だと考えています。
田村孝行さん:
「犠牲になった12人から社会的課題を預かっている。きちんと解決できるように良い方向にいくように伝えていく必要がある」

そんな田村さん夫婦のともに7月、ある依頼が舞い込みました。







