5キロ4500円台の可能性も
宮城大学 大泉一貫名誉教授:
「今、新米が(5キロ)4000円ぐらいで出ているのは、小売店が頑張って4000円ぐらいに収めている。宮城県内であれば県産ひとめぼれは、4500円台になっていく可能性は十分考えられる」

農林水産省によりますと、9月14日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメ5キロあたりの平均価格は、前の週から120円上がって、4275円となりました。5月中旬に最高値となった4285円にせまる水準で、値上がりは3週連続です。

一方、農水省が公表した向こう1年間の新たなコメの需給見通しでは、生産量は728万トンから745万トン、需要量が697万トンから711万トンと、今年の新米は生産が需要を最大50万トン程度上回る見通しだということです。しかし、宮城大学の大泉名誉教授は、コメの小売価格は徐々に上がっていくのではないかと指摘します。

本当に生産量が需要を上回っているのか、農水省の発表に対し懐疑的な見方をしている業者も多いと見られ、大泉名誉教授は、集荷競争の激化などにより高値が続くと指摘しています。また、このまま値上がりが続くと店頭にも「ある変化」が出てくると予想します。